アメリカで英語を教える(個別指導第3回)貧困とマイクロファイナンス
第3回の個別指導は、60分間すべてをディスカッションにあてた。ディスカッションといっても2人きりなので、主に私が質問しtuteeである韓国人大学院生に話してもらうという形をとった。
1. Warm-up
まずは本題に入る前に、tuteeの彼が最近学んで興味深いと思ったことについて説明を求めた。自分の研究している内容を素人の私にも理解できるように説明する、専門的な内容をくだいて開いて話す、大学院の講義や論文の内容をパラフレーズするというのが目的だ。しかし、あまりにも私が素人すぎて話を深めることができず失敗した。彼はlogicとcomputabilityの融合、computational model、algorithmと人工知能、cryptography等について目を輝かせて話してくれるのだが、私の理解力不足のため適切な質問をすることができなかった。当たり前のことだが、知らないことや基本知識の不足している事柄について話すことは不可能だ。インタビューには入念な準備が必要とよく聞くが、本当にそうだろうと思う。
2. Reasons for selecting the topic
前回の個別指導で、tuteeの彼が今回のトピックである貧困問題と社会保障、富の分配を選んだため、関心のある理由について説明してもらう。彼の理由は、フィラデルフィアに住む人の10%が貧困に苦しんでいるということを聞き、ホームレスを目にすることも多いため関心を持ち、話したいと思ったとのことだった。
3. Reading and Speaking
tuteeの彼の言うフィラデルフィアの貧困率について準備してきた記事の内容が重なったため、フィラデルフィアのSNAP(以前のフードスタンプ)の統計等のbasic factsをスキップし、この活動に入った。以下の記事を読み、感じたことや疑問点を話してもらった。感想を述べてもらいながら、関連するところで統計等のbasic factsを示した。
4. Discussion
アメリカの格差社会の原因、貧困問題への取り組みについて質問を重ね意見を交わした。彼はマイクロファイナンスの可能性を挙げたため、マイクロファイナンスの効果、途上国と先進国でのマイクロファイナンスの差異等についても話し合った。
今回のテーマは広すぎたため、tuteeの彼の議論したい内容と私の準備した内容で重なる部分が一部しかなかった。ディスカッションを通じて英語力を高めるためにはテーマとフォーカスを明確にする必要がある。内容と、英語の表現の両方についてもっと絞り込まなければならない。大いに反省した回だった。