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TESOL@ペンシルベニア大学

University of Pennsylvania 教育学大学院へのフルブライト奨学金留学

アメリカで英語を教える(個別指導第5回)移民とEUとBrexit

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授業の一環として課されている英語の個別指導の5回目を行った。私のtuteeである、エンジニアリングの韓国籍の大学院生のリクエストで、今日のディスカッションのテーマは移民とEUとBrexitである。ディスカッションの前に発音練習と、リエゾンなどのconnected speechの練習を30分間行い、その後に45分ほどディスカッションを行った。

ディスカッションといっても二人しかいないので、tuteeの彼がたくさん話せるような質問を設定するのが最も重要な準備である。ウォームアップ用の軽い質問から、controversialで突っ込んだ質問や、彼の倫理観や政治観を尋ねるようなsensitiveな質問まで、10項目ほど準備していった。

前回の個別指導の際にこのトピックを設定したため、お互いに事前予習済みである。そのためか、1つ目のウォームアップの質問の時点でpolitical migrationとeconomic migrationの区別について彼が語り始め、ウォームアップそっちのけで話がどんどん広がった。そして、避けようと思っていたアメリカ大統領選と移民政策についても語り合うことになってしまい、さらにはもっと避けようと思っていた現在の韓国の大統領にまで話が広がった。

個別指導の目標は、彼の希望である「社会の諸問題についてよどみなく話せるようになりたい」に近づくことであるため、正直トピックは何でもよく、現代の諸問題や彼の興味のあるアカデミックな話題についてたっぷり話せる時間をとれたことは満足である。しかし、ディスカッションを通じて何か明らかな手ごたえがあるわけではなく、また、このようなアカデミックな話題でのフリーディスカッションのfluency向上への効果には疑問がある。かといってTOEFL100点を超える大学院生に対して、英語学習中級者に行うようなfluency development activityを行うのも気が引けてしまう。

迷いながらの全5回に亘る個別指導であったが、彼は初回に行ったTEDを使ったシャドウイングとオーバーラッピングを用いた練習が気に入ったらしく、自分でTEDを見てお気に入りのスピーカーを見つけ、その人をスピーチモデルとして練習しているそうだ。個別指導を離れた場で、自分で英語力向上のために楽しみながら練習を続けているという報告が、今日何よりも嬉しかったことである。

 

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